cafe time

好きなものに囲まれながらLife styleを楽しむ

おおきな木

         おおきな木


    

          画像・とんこさんのお部屋から



この画像を見た時、頭に過りました...この絵本


         『おおきな木』

    

懐かしいです...

20代の後半だったでしょうか・・・?


何十年も前になります、友人からプレゼントされた

絵本です。


絵本?と思いながら・・・開いて読むと…


       🍎 🍎 🍎


あるところに、一本の木がありました。その木は一人の少年のことが大好きでした。少年は毎日その木のもとへやってきて、色々と遊びました。


時間が流れ、少年は大きくなり、木は独りぼっちになることが多くなります。


ある日少年が木の下にやってきました。木は「いらっしゃい、ぼうや。私の木陰で遊んで、幸せにおなりなさい」と言いますが、「もう木登りをして遊ぶ年じゃないよ」と少年。「物を買って楽しみたいんだ、僕にお金をちょうだい」という少年に木は、「りんごを持っていきなさい、それを町でお売りなさい」といいます。少年は木の言う通りあるだけのりんごを運んで行き、木はそれで幸せになりました。


長い間姿を見ない日が続いた後、ある日少年はやってきました。木の遊びの誘いに「ぼくには温かく暮らせる家がいるんだ、ぼくに家をちょうだよ」といいます。木は「私の枝を切って、それで家を作ればいいわ」と言います。少年は枝を運んで行って家を作りました。木は幸せでした。


また長いときがあいたあと、少年がまた戻ってきました。木の遊びの誘いに「ぼくは遊ぶには年を取りすぎているし、心が悲しすぎる。ここじゃない遠くに運んでくれる船が欲しい。僕に船をおくれよ」と少年は言います。木は「私の幹を切って船を作りなさい」というと少年は幹を切り倒し、船を作って旅立ちました。


それで木は幸せに…なんてなれませんよね。


随分長い時間のあと少年はまた戻ってきました。木は「ごめんなさい、私にはもう何もないの。あなたにあげられるものが」というと、少年は「ぼくはもう、特に何も必要とはしない」と言いました。「腰を下ろして休める静かな場所があればいい」というと、木は「私にお座りなさい」というのでした。


    


読み終わると…愛の深さと切なさ…生との関わり・・・

       「それでも木は幸せ」


胸があつくなり涙が溢れ出てきました。


この絵本が切っ掛けで、絵本が好きになり...


子供が生まれ……娘たちにも色々な絵本を読み聞かせ

勿論!この絵本も...覚えているかなぁ(´ー`)?


この当時は、

娘たちが寝る前に、絵本の話の続きをアレンジして、

空想の世界へと共に眠りに誘っていました。


そして、今でもこの絵本をプレゼントしてくれた友人とは大切なDear friendです。


改めて読んでも…同じ気持ちで涙が込み上げて来ます。

                

       素敵な絵本です.。*・゚゚